子供英語で単語 YesとNoのどちらを先に覚える?
子供はYesの前にOkayを使うという記事を以前ご紹介しました。
その記事はこちら=> 子供英語の覚え方はOkayから
では子供英語ではYesとNoどちらを先に覚える?
日本人にとって、英語における返事の仕方でいちばん良く知られているのが、YesとNoです。そして、英語を使っている日本人は、Yesを圧倒的に多用するようです。
一方アメリカの子供はYesよりもNoを最初に覚えて、使い始めます。
なぜでしょうか?
それは、親が子供に対してNoを使って話しかけることが多いからです。
この場合のNoとは、禁止、つまり「ダメ」を表すのですが、
「ダメ、そんなことをしちゃ」
などといった具合です。
子供は、してはいけないことをたくさんやります。その度に親は子供にNoと言うので、それを言われている子供もNoと言う返事を最初に覚えるのです。
何度も言われた言葉は、自然に子供の口からでてきます。
「It's time for bed」と親に言われて、子供は、「No」と答えます。つまり、「嫌だ」と答えたりします。この反応は自我の芽生えを表しています。つまり自己主張の始まりなのです。
一方でYesですが、この答え方はかなりフォーマルな表現ですから、あまり子供は使いません。
Yesの代用表現がたくさんあり、そちらを使うことが多いです。Okayなどはその代表的なものですが、YeahとかSureとかAlrightとかOf courseなどYesの代用表現はたくさんあるのです。
逆にNoの代用表現はあまりありません。強いて言えばNopeぐらいでしょうか。
子供に英会話のレッスンを受けさせるとYesを多く使う機会が多くなるようですが、それは実際のアメリカの家庭内の状況とはかなり異なると言うことを知っておくと良いでしょう。
大人でもそうですが、「はい」とか「Yes」を多用する人は多いです。その方が楽ですし、無難な答えだからです。ただし、いつでもYesと答えると自己主張が明確にできない人と見なされてしまう恐れがあります。
嫌なものは嫌だと、違うと思うことは違うとはっきり言える人に育てることは、英会話を本当に身につける上での必須条件です。
自己の考えを明確に論理的に述べることが英語の世界では必要とされますが、日本ではそれはあまり歓迎されないようです。
しかし、英語でディベートができるような子供に育てるためには、幼児期から「No」と言うべき時に「No」言える子供に育てることも大切です。
英会話レッスンを受けさせることで、子供は自己主張が明確にできる人に育つものです。
ただむやみやたらに、自己主張が強い人になるのではなく、答えの根拠を論理的に自己主張ができる人に育てることです。
それが出来ないと英語がただ単に聞き取れるだけとか、ただ本を読めるだけとか、日常的な話をするだけで終わってしまいます。つまり年齢とともに身についていく知識と論理的思考力が幼児期から習ってきた英語と融合しなくなってしまうのです。
英語を幼児期から習わせたのなら、小学生中学年ぐらいになった時点では、英語で自分の意見が言えるレベルには持っていきたいものです。
そのための基礎として、自己主張の原点である「No」をはっきり言えるような指導をしてくれるような英会話レッスンを受けさせることがオススメです。
なぜ「No」が言えるようになるのかと言えば、自分の考えや気持ちが意識化できているからです。Yesとだけ答えておけばいいだろうという意識が子供のなかに生まれてしまうと、自分の考えや気持ちがあっても、それを抑えてしまう傾向が現れてしまいます。
時に、自分の考えや気持ちを抑えることも必要ですが、主張することも同様に大切です。
そのバランス感覚も大切なのですが、そういった感覚を健全に育成するためにも英会話のレッスンを幼児期から始めることは大きなメリットがあるのです。
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